お店で楽しむ、ランドセル選び
「何を基準に選んだらよいの?」「お店ではどんなことができるの?」。初めてのランドセル選びを前に、そんな疑問を抱いているご家族も多いのでは──。そこで、スタッフ・川津に協力してもらい、息子の葉大(ようた)くんとのお店でのランドセル選びに密着させてもらいました。選ぶポイントやご注文までの流れなど、参考になりましたら幸いです。
※感染症対策に十分配慮した上で撮影しております。
1
豊富な写真とともに、ランドセルをご紹介。比
較に便利な一覧表も付属。
2
来店時にじっくりと選べることや、こどもの集
中力を考慮して、カタログを活用しながら、事
前に目星をつけておく。
3
実際に背負って、デザインや重さ、背負い心地
などを確認。店舗によっては、工房の見学がで
きるところも。
4
親子で納得できるモデルを見つけて、注文完
了。お届けまで、楽しみにお待ちください。
Step1
来店前の準備
事前に候補を絞っておくと安心
近所に暮らす、いとこのお姉ちゃんのランドセル姿を見て以来、自分のランドセルを選ぶ日を楽しみにしていたという葉大くん。まずは自宅にカタログを取り寄せて、気になるランドセルの目星をつけるところから始めました。
選択肢が増えて、見れば見るほど決まらないとのお声も多いランドセル選び。来店時の選ぶ時間やこどもの集中力も考えて事前に候補を絞っておくと、よりスムーズに選べて安心です。
自宅での葉大くんの様子は、後日パパの川津に聞いてみると……。
写真の大きい「大判ラインアップ」を活用
「カタログと一緒に届いた大判サイズのラインアップ一覧表を使って、気になるランドセルに丸をつけていました。写真が大きいので、こどもでも選びやすくて便利でしたね。色鉛筆を渡すと、次々と丸が増え、最後にはほぼ半数のランドセルに丸が……(笑)。 選ぶ時間から楽しんでいるようでした。
最近ハマっているキャラクターの影響で緑色がブームなので、一番気になるランドセルもRECOシリーズの『プリズムカーキ』とのこと。お店に行ったら、ちゃんと一つに決められるのかな?という不安はありつつも、一緒にカタログを見るうちに親の私も楽しみになりました」
現在、土屋鞄のお店は「来店予約制」のため、自宅から近い東京・足立区の西新井本店への予約と会員登録を済ませて、事前の準備は完了。さて、緑色が気になるという葉大くん。お店では、何色を手に取るのでしょうか。
Step2
お店で選ぶ
ワクワクしながら西新井本店へ
来店の日は晴天に恵まれ、柔らかな日差しがうれしい一日に。パパと手をつないでお店にやって来た、葉大くんと妹の未桜(みお)ちゃん。行きの車のなかでは大きな声で歌を口ずさんで、ノリノリだったとか。この日を楽しみにしていた気持ちが伝わってきます。
展示中のランドセルはすべて試着できます
店内に入ると、壁一面にカラフルなランドセルがずらり。販売中のすべてのモデルが並び、どれでも気軽に試着できるのが、お店ならではの魅力です。
たくさんの色に目移りしながらも、葉大くんが最初に指を指したのは事前に決めていた「プリズムカーキ」。お店のスタッフにサポートしてもらいないがら背負ってみます。
「どうかな?」と尋ねてみると、「いいですね、いいですね」と誇らしげな表情に。
教材セットを使って重さも確認
一方のパパは、重さが気になる様子。
「RECOは土屋鞄のなかで軽めのモデルですが、実際に教材が入ると息子はちゃんと背負えるのかなと思って……」。お店のスタッフが用意してくれた教材セットのサンプル(約2500グラム)を入れて、もう一度背負うように促します。
「軽いよ! 軽いよ!」と言いながら、店内をぐるぐる回ってみせる葉大くん。「重さは大丈夫そうですね。息子が行く小学校はタブレット学習が進んでいるようなのですが、ちゃんと容量もあって問題なく入りそうです」
Step3
お店ならではの体験
複数のランドセルを比較してみる
「『プリズムカーキ』は上品ですてきな色だし、男の子なので、素材も傷がつきにくい牛革なのは安心です。ただ6年間使う鞄だし、これだけ種類があるなかで本当に緑色に決めちゃっていいのかな」と、少し悩んでいる様子のパパ。
「そうですよね。せっかくなので、ほかの色も背負ってみませんか」と、お店のスタッフも声をかけてくれます。
「ほかに気になる色はどれ? オレンジも葉大に似合いそうだよ」と薦めてみると、素直に同じRECOシリーズの「プリズムオレンジ」を背負ってくれました。でも、カーキ色の時と比べると、ちょっと表情が浮かないかな……?
集中力が途切れてしまったら……
もう一度「プリズムカーキ」を背負ってみるものの、きょうだい二人はマグネット錠で遊び始めてしまいました。
「ねえねえ、ランドセルでは遊ばないよ。ほかの色も試してみようよ!」
「うーん......」と、つれない返事。
初めてのランドセル選びにはしゃぎ過ぎて疲れてしまったり、悩む間にテンションの温度差が出てきたり。お店に来たこどもたちにはよく見られる光景です。
西新井本店は工房見学スペースが併設されているので、少し気分転換をすることに。
ランドセルづくりを見学
「葉大のランドセルも、こうやって職人さんがつくってくれるんだよ」。興味津々ながらも職人たちの姿が珍しかったのか、ガラス窓からそっとのぞきます(※工房の稼働日は平日のみ)。
妹も記念に背負ってみました
お兄ちゃんが背負うのを、うらやましそうに見ていたのは未桜ちゃん。「私はこれ!」。優しい紫色が小さな背中にお似合いです。「うん、未桜は3年後にね」
Step4
納得して注文
こどもの気持ちを尊重したい
さて、気持ちを入れ直して、ランドセル選びに戻ります。
今回、選ぶ上でパパの川津が心に決めていたこと。それは、葉大くんが「自分で決める」という経験を大事にしたいと思っていたそうです。
「6年間使う鞄だと思うと、ついつい口を出したくなってしまいますが、息子の気持ちを一番に。親が選んだものと自分で選んだものとでは、きっと思い入れが変わってきますよね。長く愛用するものだからこそ、愛着を持って使ってほしいですからね」
そんな親の思いもこっそり込めて、葉大くんに最終確認です。
「ランドセルは、6年間使うんだよ。本当に『プリズムカーキ』がいいの?」
「うん、緑色がいい! だって、かっこいいもん!」
自分の気持ちに真っ直ぐな葉大くん。どうやら本人の意思は固いようです。
親子で納得して注文へ
「葉大が選んだ色ならパパもいいと思う。じゃあ、スタッフさんにお願いして注文しよう」
気に入ったランドセルを持って、注文受付カウンターへ向かいます。
「これにします」
「ありがとう。でもね、今日は持ち帰れないんだ。ごめんね」
ランドセルはこれからつくるため、残念ながら当日は持ち帰れません。代わりに「店舗購入特典(※)」をもらうと、体力もテンションも復活。うれしいお土産ができました。
(※「店舗購入特典」は、毎年内容が変わります)
こどもの成長を感じた、ランドセル選び
「1歳のとき一升餅を背負うと大泣きしていた葉大がランドセルは軽々と背負っていて。お兄ちゃんになったんだなと、成長を感じますね。
でも、淋しいよりも楽しみの気持ちの方が大きくて。小学生になったらどんな経験をして、どんなふうに成長していくんだろうと、これからが楽しみなんです」
そんな親の思いとは裏腹に、「パパに抱っこしてもらえなくなるから、大人にはなりたくない」と話してくれた、まだまだ幼さも残るかわいい葉大くん。緑色のランドセルと一緒に、どんな小学生になるのかな。自分でしっかり選んだ相棒と、すてきな6年間を過ごせますように。
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たくさんのランドセルを前に、お店では決め切れなかったというご家族も多くいらっしゃいます。ご来店後、引き続きご検討いただく場合には、オンラインストアの「お気に入りリスト」で気になったランドセルを保存しておくと、ご自宅でランドセルを検討する際に便利です。