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ホーム / 読みもの / きみが背負っていたもの

寄稿エッセイ

きみが背負って
いたもの

WEBデザイナーとして活躍する傍ら、一児の父として、息子さんとの日常の記録を写真や言葉で残すことも大切にされている和井内洋介さん。2025年ご入学用ランドセルカタログでは、特別にエッセイを寄稿いただきました。

幼いこどもたちとの日々は、決して楽しいことばかりではないでしょう。ですが、子育てをするなかで感じた素直な気持ちを、飾らない言葉で紡ぐ和井内さんのエッセイを読むと、その日々がじんわりと愛おしく思えてくるかもしれません。たくさんの方にお読みいただけたら、うれしいです。

学童に行きたくない、というので、それなら来週から1週間だけ休んでみよう、ということになった。「とと(息子は僕をこう呼ぶ)は家にいるけど、仕事があるから一人で遊べる?」と聞くと、威勢のよい返事が返ってきた。翌週の初日、学校から帰宅すると、本当に勉強してるのかな?と思うくらい傷一つないランドセルをソファに下ろし、一人で宿題を済ませて、何度か仕事部屋にいる僕を呼びにきたものの、漫画を読んだり、ブロックのおもちゃで遊んだりしながら、平和に夕食の時間を迎える。

これはもしかしたら大丈夫かも、と思った次の日、早速期待が弾け飛ぶ。「宿題やるとこ見といて」と言いながら、1問解くごとにふざける息子。「ふざけるなら見ててあげない!ととも仕事あるんだから」と怒る僕。そして、宿題が終わった後も全然一人で遊ぼうとしない息子にうんざりしながら、へとへとで迎える夕食の時間。

そんな調子で迎えた5日目、宿題を見ている最中に堪忍袋の緒が切れてしまった僕は、息子に「もう知らない!」と言い残し、仕事部屋に閉じこもる。鉛筆と宿題を手に、「ととごめん」と言いながら部屋に入ってきて、泣きそうな声で「とと宿題するとこ見て……」と僕と椅子の隙間に無理やり座ろうとする息子。目を逸らす僕。その、乱暴に逸らした視線の先に、壁に貼られた手紙が目に入る。拙い文字で、「ととすきよ」と書かれている。巨大な「と」が王のように紙上を支配し、気の毒な「す」と「き」はバラバラにされ、「よ」は反転して隅っこに追いやられている。そうか、一年前はこんなんだったな、と思い、息子の手にあるひらがなの練習帳に目をやる。どのページも皺だらけで、消しゴムで消しきれなかった無数の文字の上に、先生の「お直し」をくぐり抜けた立派なひらがなたちが、堂々と並んでいる。

息子が毎日背負っているぴかぴかのランドセルの中には、彼なりの必死さで、ひらがなと格闘した跡が、しわくちゃになって詰まっていた。そりゃ疲れるよな。学童にも行きたくなくなるよな。早く家に帰ってゆっくりしたいよな。

僕は深呼吸をして、僕を黙って見つめている息子の髪の毛をグシャグシャとやり、「宿題するとこ見といてあげるから、ふざけるのはなしね」と伝える。息子はすぐ笑顔になり、僕の膝に座り直し、机の上に宿題を広げる。来週の学童、どうしようかな。休ませようかな。けど仕事も溜まってるしな。2日、いや3日、いや、4日は行ってほしいな。そんなことを考えていると、「宿題おわった!」の大きな声。ひらがなの出来は見ないで、また髪の毛をグシャグシャとやる。そろそろ夕食の時間だ。

はちゃめちゃに大変で、はちゃめちゃに素晴らしい日々を、いつもありがとう。

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