【軽井澤】大きな革に触れ、職人体験も。「お仕事ゼミ」に講師として参加しました。
土屋鞄製造所軽井澤工房・軽井澤工房店のスタッフが、軽井沢西部小学校で開催された「お仕事ゼミ」に講師として参加させていただきました。
小学校とPTAが毎年共催で実施しているイベントで、軽井沢の18もの職業の大人たちが小学3年生から小学6年生を対象にした講座を開きます。
地域の大人たちが、自身の仕事や働き方について紹介し、小学生のキャリア教育の一環として、将来の自分像を考えるきっかけを持ってもらうための取り組みです。
講座では、実際にランドセルづくりに携わる職人が、小学校の図工室にて実際に使っている道具や組み立てる前のランドセルのパーツを紹介しました。
型を抜き出す前の大きな革を机いっぱいに広げ、実際にどんな感触か触って確かめてもらいました。
革は、一枚いちまい、シワや傷のあとなど、表情が異なるのが特徴です。
たくさん動かす首の部分はシワがあったり、お腹の部分は背中側より柔らかかったり・・・実際に触ってみて、初めて知ることも多かったのではないでしょうか。
こどもたちがいきいきとした表情で、次々と質問を投げかけてくれたのが印象的でした。
職人の道具を使って、実際の作業にも挑戦いただきました。うまくできたでしょうか。
最後には、「なぜこの仕事をしているのか、どんな想いで仕事をしているのか」
といった土屋鞄で働く私たちのこともお伝えしました。
短い時間ではありましたが、様々な人が関わってつくられていく身の回りのものを、大事に愛着を持って使うこと、それにより得られる喜びや豊かさが少しでも伝われば、参加したスタッフ一同大変うれしく思います。
ランドセルの使い手である小学生たちとお話しできたことは、私たちにとっても楽しく収穫の多い時間でした。
素晴らしい機会を用意してくださった教員の皆さま、PTA役員や保護者の皆さまに感謝申し上げます。
土屋鞄には、職人だけでなく、企画する人、伝える人、届ける人、支える人など、様々な役割をもつスタッフが在籍しています。
その全員が「時を超えて愛される価値をつくる」という想いを胸に、これからも地域の皆さまとともに成長していきたいと思います。
このように直接お話しできる機会には限られておりますが、
土屋鞄が公開している動画「どこでも社会科見学」は工房でのランドセルづくりの様子や職人の想いをご紹介しています。
▼どこでも社会科見学
https://tsuchiya-randoseru.jp/pages/kengaku
教室やご自宅でもより実際に近い体験をしていただけるよう、学習シート、クイズや職人インタビューもご用意しています。職人の手から手へ。300以上の工程を経て完成する手仕事のリレーを、どうぞご覧ください。
※学校・団体個別での工房見学は行っておりません。