ママスタイリストが
家族と選んだランドセル
女性誌やWEBメディアなどで幅広く活躍し、親子コーディネートの連載で一緒にお仕事されることも多いという、スタイリストの高橋美帆さんと徳永千夏さん。それぞれのお子さまに土屋鞄のランドセルをご愛用いただいているとお聞きし、ランドセルをはじめ、ものを選ぶ上で大切にしていることなどを伺いました。
高橋美帆さん
小学生になったばかりの息子さんが、「プレミアムカラー クラリーノ®・エフ モスグリーン」をご愛用中。2歳の娘さんのランドセル選びを、今から楽しみにしているそう。
徳永千夏さん
中学生と小学生の姉妹そろって、土屋鞄の茶系のランドセルをご愛用。現役小学生の下の娘さんは、「ベーシックカラー 牛革 茶×白」で通学中(現在は販売なし)。
きっかけは仕事仲間や先輩ママのすすめ
─初めに、土屋鞄のランドセルを候補に入れてくださったきっかけを教えてください。
徳永: 長女のランドセル選びの際に、同じ歳の娘を持つ姉が見に行こうと誘ってくれたのがきっかけです。仕事仲間からもよく挙がるブランドだったのと、落ち着いた色味やデザインがいいなと思って。
高橋:私は先輩ママたちに聞いて、カタログを請求したのが始まりでした。その中で、土屋鞄のカタログの文章にうるっとしてしまって。こういうところから丁寧ですよね。ラインアップもどれもシンプルで、ここなら何を選んでもよいなと思いました。
あとは、知り合いのお子さんがリメイクサービスに出していたのを見て、卒業後も残しておけることに惹かれました。6年間使うと、きっと思い入れのあるものになりますからね。
─「ランドセルリメイク」もご存知だったのですね。普段のお買い物でも、長く使えるようにと考えられることが多いのですか。
高橋: そうですね。仕事をする中でさまざまなプロダクトに出会うのですが、一つひとつに込められたつくり手の思いを知るたびに、もっと大切にしていこうと思うんです。親になってからは、それをこどもにも受け継ぐことができたら、さらにすてきだなと感じていて。
そんな思いで、先日奮発して初めてダイヤモンドのネックレスを購入しました。いつか、娘に譲りたいと思っています。
徳永:昔は、はやりものを買うことが多かったのですが、今は娘二人が使えるかどうか考えます。親子で一緒に使う中で、思い出が2倍、3倍と増えていったらいいですよね。だからこそ、時代を問わずずっと使える、シンプルで上質なものを選ぶようになりました。
上の子はもう私と同じ身長なので、普段からアイテムを共有しているのですが、そこで生まれるコミュニケーションも楽しいですよ。
─こちらが、徳永さんの娘さんお二人ですね。並んで登校する姿に、なんだかジーンとします。
徳永:5歳離れているので、1年だけ、この後ろ姿を見ることができました。懐かしい……。ちなみに下の子は、お姉ちゃんにあこがれて同じ茶系のランドセルにしたんですよ。
高橋:かわいらしい理由ですね。お姉ちゃんのランドセル、きれいに見えますけど使い終わってどうでしたか? うちはまだ入学したばかりなので気になります。
徳永:新品とはいかないですが、きれいなままでした。傷も味だと思ってカバーを使わずに過ごしたのですが、大切に使ってくれたんだなと。その丈夫さと、6年間変わらずお気に入りだった様子を見て、下の娘も土屋鞄にしようと決めました。
実際に見て、背負って膨らんだイメージ
─お二人はそれぞれ、店舗と出張店舗に来てくださったのですよね。
徳永:はい、私は中目黒のお店へ。写真で見るだけでなく実物を見てみると、色味やつくりがよくわかりました。試着しているうちに、こども自身、ランドセルを背負って学校に通うイメージがわいてきたんじゃないかな。
高橋:私は家族みんなで出張店舗に行きました。何度も息子とカタログを見ていたのですが、やはり実物を背負いたくて。息子が大好きな緑色を含め、黒やネイビーなどいろいろ試すことができました。
会場には絵の描かれたフォトスポットがあって、同じ時間に参加した友人ともたくさん写真を撮れたんです。こどもたち、かわいかったな……。改めて行ってよかったと思っています。
─当時、色選びの悩みはありましたか。
高橋:息子はとにかく「絶対緑だな。緑にする」と言っていたんです。私としては、自分の気分が上がる好きな色ならそれでいいと思ってはいたのですが、その日のテンションで「これがいい!あれがいい!」となったらどうしよう……と少し心配がありました。
徳永:この悩みは、あるあるだと思います。好きな色を選ばせてあげたいけど、完全に任せて大丈夫なのかなと。
高橋:そうなんですよ。そもそもこの年齢だと、知っている色の種類が少ないんじゃないかと思うんです。なので、カタログを一緒に見ながら「こんな色もあるよ、こんな緑色もあるんだよ」と事前に話しておきました。その上で、会場で「この緑がいい!」とモスグリーンに決まりました。
徳永:「6年間」って、こどもにとってはかなり漠然としていますからね。私は、 街中でランドセルを背負っているお兄さん、お姉さんを見かけたら、「あんなふうに大きくなるんだよ」と声をかけていました。必要なことは大人がアシストしながら、こどもにもよく考えてもらって。だからこそ「自分で選んだ」実感がわいて、大切に使ってくれているのかな、と思っています。
さまざまなスタイリングになじむ絶妙な色
高橋:それにしても、私がこどものころと比べると、ランドセルもカバーもカラーバリエーションが豊富でうらやましいです。周りの小学生を見渡しても、みんなカラフルでびっくり。下の娘は何色を選ぶんだろう、今から楽しみです。
徳永:土屋鞄は全体的にぱきっとしすぎない色味だから、どの色を選んでも6年間似合うんだろうな。
高橋:いろんなお洋服になじむ大人っぽいトーンですよね。
─ カラフルなランドセルとのコーディネートに迷う、というお声をよく聞くのですが、何かスタイリングのアドバイスをいただけますか。
高橋:ランドセルは色面積が大きいので、コーディネートのメインにすることができます。靴下や帽子などの小物の色味を、ランドセルの色のトーンと合わせてみてください。手軽に、おしゃれな雰囲気にまとまりますよ。
徳永:シンプルなワンピースやオーバーオールは、特に合わせやすいですよね。かわいらしさや、大人っぽさのどちらにも寄せていけます。どれも絶妙な色味なので、あまり心配せずに思い思いのファッションを楽しんでもらえたらいいな。
─お二人にご紹介いただく通学コーディネートは、こちらからご覧いただけます。
─では最後に、これからランドセルを選ぶ方にメッセージをお願いします。
高橋:ランドセル選びは、家族総出の行事になる方も多いと思うので、みなさんでたくさん写真を撮ってくださいね。決定まで不安や悩みもあると思いますが、何度も見返したくなる特別な時間になりますよ。
徳永:誰と選びに行ったか、どんな会話をしたか、今でもよく覚えています。6年間というランドセルを使う月日に比べると、選ぶ時間は一瞬ですが、家族に残り続けるかけがえのない思い出です。ぜひランドセル選びの時間を大切にしてくださいね。