丈夫さへのこだわり
丈夫なつくりのために、細かな部分こそ大切に。
大切にしているのは、6年生最後の日まで安心して背負える鞄をつくること。
細部にこだわり、ひと手間を重ねています。
6年間を支える丈夫なつくり
二重構造の芯材
側面に入っている芯材は、樹脂素材とスポンジを張り合わせた二重構造。
丈夫でしなやかな芯材が衝撃をしっかりと受け止め、6 年間きれいな箱型を保ちます。
手縫いで補強
一針一針、力を込めて
ランドセルを背負ったり下ろしたりと、特に負担の掛かる肩ベルトの付け根は、ミシンを掛けた上にさらに手縫いで補強を。厚い革と革の縫い合わせで糸が緩んでしまうのを防ぐため、一針一針力を込めて、グッと締めながら縫っていきます。 糸には毛羽立ち防止にロウをつけています。
小さな部分を大切に 1
指革
「指革」と呼ばれるベルト通し。擦り切れやすい部品なので、革を折り返して二重にし、その上からミシンを掛けて強度を上げます。
端を折り返すことで革の切れ目が隠れるため、見た目もきれいに仕上がります。
小さな部分を大切に 2
美錠受け
「美錠(びじょう)」とは肩ベルトのバックルのこと。美錠がお子さまに直接あたらないように、受けのパーツをつけています。
パーツの裏面が見えないように二枚貼り合わせ、さらに貼り合わせた部分がめくれ上がるのを防ぐため、縁をミシン掛けして仕上げています。
小さな部分を大切に 3
ブラ
「ブラ」とは、肩ベルトの下ひものこと。
昔ながらのつくりを踏襲し、ベルト、美錠受け、指革などパーツが多いのが土屋鞄のブラの特徴。二枚のベルトを重ねることで、指革が肌にあたって擦れるのを防ぎます。
耐久試験
芯材や金具、フタの開け閉めなど、6年間に使う回数や状況を想定しながら、屈曲試験や耐光試験、摩擦試験など、多岐にわたるテストを重ねています。